迷宮ライン

世界観

迷宮ライン

「迷宮」の世界


プロローグ

シャングリラ大陸の南西に位置する王国、ケルゲレン。

王都から遠く離れた街、レアに突如として現れた、雲をも突き抜ける不気味な塔……。
何者が建てたのか?何故、現れたのか?
その原因は全く分からないままだったが、塔の出現と時を同じくして魔族の姿を見た者が現れ、
そして街から村から人々が消えてゆくという得体の知れない事件が頻発し始めた。
事態を重く見たケルゲレンの王ザムドール3世は、多くの兵を塔へと送り込んだ。
しかし長く続いた平和が災いし、戦いの経験がない兵士たちは誰一人として帰ってくることはなかった。

人々はどうすることも出来ず、ただ時だけが過ぎて行った。
魔物たちの活動は勢力を強め、略奪や殺戮、特に神官などの聖職者が拉致される被害が相次いだ。
そして魔の手は、城の寺院にまで及ぶ。
巫女職を務める王国の姫、リコルの姿が消えたのだ。
姫の居室には護衛である従者が、四肢を引き裂かれ、血にまみれた壮絶な姿で息絶えていた。
リコル姫の失踪が魔の者たちの手によることは明白だった……。

ついに国王は大陸中に触れ書きを出す。

『我が国のレア郊外に現れた魔の塔。
我々は未だこの塔に巣食う魔族らに手をこまねいている状況である。
恥ずべきことに、王国として派遣した兵らは何の成果も上げぬまま塔に飲み込まれ、
戻ってくる者すらいなかった。
 
そこで、我が国にて永きに渡り廃止としていた冒険者ギルドを復活させることとした。
過去において王国の剣となり盾となり、危機を救ったという冒険者諸君の力を貸してもらいたい。
 
魔族を束ねる者を見つけ出し、打ち倒し、再び王国に平和を取り戻すのだ!
 
これを成し遂げた者には望みの褒美を与えよう。
また、愛娘リコルの救出も、一人の父として願っている。
 
冒険者ギルドならびに冒険者への支援を、王国は惜しまないものとする!』

触れが出されてより間もなく、大陸中、いや世界中から屈強な冒険者たちが集結してきた。
巨大な斧を軽々と振り回す戦士、禁忌を解かれ強大な魔力を操る魔法使い、蟲を身に纏い自在に使役する蟲使いなど……。
どの顔も我こそが、と、意気揚々とした面持ちである。

もちろん、貴方もその中の一人。

さあ、目の前の扉を開けよう! 扉の向こうには謎と冒険に満ちた迷宮が、貴方を待っている!